1400年の温泉地でブラボー!な体験漬けの
7日間
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有馬から六甲山まで自転車で登れるのだ!

有馬・クアワーケーション 
体験レポート

古墳と古代オタクのライターが、有馬温泉が取り組んでいる「有馬・クアワーケーション」を体験。取材をし、温泉に浸かり、
美味しいものを食べ、さまざまに用意された愉しきプログラムに参加した充実の日々をレポートに綴ってみた。

金の湯で朝風呂

朝起きて、「金の湯」へ。筆者が泊まったのは、素泊まりの小宿「駿河亭」で、大正時代の建物をリノベートした、とても居心地の良い宿だ。すっきりと気持ち良く目覚めて、浴衣を着て、草履を履いて、朝の温泉町へ。
静かな町に湯けむりがもくもくと湧き出ていて、ここがいかに豊かな湯に恵まれた場所なのかを実感する。温泉街のちょうど真ん中にある「金の湯」は、広い湯船で地元のお母さんたちが続々とやって来る。ここのお湯は毎朝、きれいに入れ替えるそうで、8時の開館ジャストに来る人が多いそうだ。一人のお母さんが櫂(かい)を持ってきてお湯をかき混ぜ始めるのでびっくりする。「熱いからね。最初によく混ぜるんよ」
はあ〜。流石に温泉のベテランは違う。

お湯は「ゆる湯」の浴槽でも、少し熱くて、でも湧き立てのお湯は、まさに、ほんものの一番風呂。しんしんとお湯の成分が、肌から浸透してくる。
地元のお母さんたちは、新型コロナウイルスの変異株の話題で盛り上がっていたけれど、毎日、ここで温泉に入って、お肌つやつやのお母さんたちならきっと大丈夫だろうと思う。

地元の人たちは金の湯の回数チケットを買うけれど、スタンプが貯まるとまたチケットを何枚かもらえるそうで、結果、入湯料は銭湯価格と変わらなくなるらしい。
いいシステムだなあ。有馬温泉。なんだか惚れてしまうじゃないか。

サイクリングで
六甲山ヒルクライムルートに挑戦

朝風呂からの、ゆっくり朝ごはんを食べて、今日は、サイクリングで六甲山ヒルクライムルートに挑戦する。
頼もしいガイドランナーはJBA(日本BMX協会)のシリーズチャンピオンであり、スズカエンデューロ4時間ロードソロ優勝という輝かしい実績を持つ、大西力(つとむ)さんだ。カフェとしても人気の、有馬のサイクリストの拠点[カーザシグリズモ]でレンタルした、モンベルのかっこいい自転車(電動アシスト付き)にまたがり、六甲山を目指す。

有馬温泉から裏六甲ドライブウェイを回り、まずは六甲山ビジターセンターまで。木漏れ日の中、舗装されていない細い山道を走るのは本当に楽しい。山道を抜けてドライブウェイに出た後は、ずっと登りだが、電動に助けられてなんとか走破。ビジターセンターに到着すると、ご褒美が待っていた。

青空の下、六甲山から見下ろす神戸の街と海。淡路島や友ヶ島など遥か遠くまで見渡せる。走ってきた者だけがわかる達成感と爽快感!
おまけで、天覧台まで走り、帰りは、名門・六甲ゴルフ倶楽部の中を通って、有馬温泉へと戻る。
帰り道はロングランの坂道。風をいっぱいに受けてスキーのダウンヒルくらいのスピードとスリルを体感!
アップダウンあり、砂利道あり、滝を見たり、ゴルフ場を通ったり、展望台に行ったり、往復27kmくらいは走った(らしい)。電動でギアチェンジも出来るとはいえ、長い登り道はそれなりに負荷がかかり、心地よい疲労感がじんわり広がってくる。

帰り着いたら、早速、温泉に浸かる。これぞクアワーケーションの醍醐味。じわじわと温泉の温かさが染み込んで、疲れがさっぱりと流されていく。温泉成分のおかげか、翌日、筋肉痛にならずに済んだ。

有馬・六甲サイクリング 快適な走りで気分爽快!

【開催中止】快適な走りで気分爽快!

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